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建築の規則

東京大学文学部 美学芸術学科特別講義 2007年夏

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第5講 形式の規則 大きいと小さい - size

《参考文献》

[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。

  1. ジャン=フランソワ・リオタ-ル(Lyotard, Jean Francoi)、2002(1988) 『非人間的なもの』 (篠原資明・上村博・平芳幸浩 訳) 法政大学出版局 [A]
    ● 現代における崇高論の嚆矢となった書。

  2. Koolhaas, Rem, 1995 "S,M,L,XL", 010Publishers [B]
    ● 建築界でbiggnessを現代的状況の特質として捉えた最初の書であろうし、その捕らえ方は崇高とはまた異なる。

  3. Nye, David E, 1994 "American Technological Sublime" MIT Press [B]
    ● 技術論と美学を合体させた実証的な論考

  4. スタンレー・アーバンクロンビー(Abercrombie, Stanley)、1996(1986) 『芸術としての建築』 (白井秀和訳)鹿島出版会 [B]
    ● 建築芸術論において大きさを芸術的要素として取り上げる数少ない論考。

  5. Goldberger, Paul 1981 "The Skyscraper" Alfred A.Knopf, Inc. [B]
    ● スカイスクレーパー通史として定評のある一冊

  6. イマニュエル・カント(Kant, Immanuel)、1790 『判断力批判』上巻・下巻 (宇都宮芳明 訳) 以文社 1994 [A]
    ● 言わずものがな崇高論の古典

  7. トーマス・ファン・レーウェン(Leeuwen, Thomas A. P. van)、1986 『摩天楼とアメリカの欲望』(三宅理一 訳) 工作舎 2006 [B]
    ● 摩天楼の高さを人間的欲望の観点から考察した稀有な書

  8. マグダ・レヴェツ・アレクサンダ(Revesz Alexander, Magda)、1953 『塔の思想』 (池井望 訳) 河出書房新社 1972 [B]
    ● 高さへの希求を人間の欲望と社会の象徴という2面から考察した名著

  9. 坂牛卓、1986 「ニューヨークのスカイスクレーパー研究― スカイスクレーパーの高度性に関する研究 ―」(修士論文) 1986 東京工業大学大学院提出 [C]
    ● 高さへの希求をクライアントの欲望、建築家の技術社会の受容という3つの視点から立体的に捉えた論考。

  10. 竹内敏雄、1971 『塔と橋』 弘文堂 [B]
    ● 美学者による土木構築物の美学的分析

  11. 篠原一男、2000 『超大数集合都市』 ada. Edita tokyo.[B]
    ● 数学的隠喩を表題とした建築家篠原一男の都市論

  12. 宇波彰、2002 『力としての現代思想−崇高から不気味なものへ』 論創社 [B]
    ● 崇高論の次なる展開は不気味か?

  13. 塚本由春、2003 『「小さな家」の気づき』 王国社 [B]
    ● 狭小地に建てることがいつの間にか彼らの得意技となりそうした状況から必然的に生まれてきたアトリエワンの美学

  14. 四方田犬彦、2006 『かわいい論』 ちくま書房 [B]
    ● キティちゃんをカワイイと呼ぶ裏には小ささがある。